ぎっくり腰

身体がバラバラになる感じのギックリ腰

症状の内容

3日前にギックリ腰のようになり、右仙骨上~右上臀部が痛い。
前かがみになると右仙骨上、前かがみから起き上がるときには右上臀部に痛みが出る。
身体がバラバラになったような感じがする

治療内容と経過

触診すると、多裂筋が硬い。右臀部が痛むそうだが、硬さはない。
ギックリ腰は多裂筋か大腰筋の場合が多い。
当院の基本治療である腰臀部刺鍼を行った。1回目で80%軽減。身体のバラバラ感は無くなった。大腰筋刺鍼すると右上臀部の痛いところに当たっている感じがするとの訴え。2回目は残っている右仙骨上の痛み治療のため、多裂筋を前回よりも多めに治療して終了。

今回のケースの様に臀部が痛いと言っているにもかかわらず硬さが診られない場合は、深部の大腰筋が硬いケースがある。深部の大腰筋が悪いのか、臀部が悪いのか、患者本人が感覚として同じと感じるからだろう。

 

じわぁ~っと痛み出したギックリ腰

症状の内容

3日前の朝、シャワーをする際にしゃがんだと同時に腰が痛みだした。「じわぁ~」という痛みと、「ギクッ」という痛みの中間。痛む場所は仙骨上と左右股関節。腰は伸ばして寝ることが出来る
ギックリ腰をすると、いつも股関節も痛み出す。病院では股関節形成不全と言われたことがある。
ギックリ腰は5年前に発症して3度目。5年前の時は相当ひどく、1日中寝ていた。治るまでに3週間かかった。

治療内容と経過

多裂筋、大腰筋、股関節も悪いとのことで臀部刺鍼。
初診治療後から2日後はとても楽になったが、仕事のやり過ぎで再発。
2回目も前回同様の治療を行った。2回目の治療で腰は完治し、股関節の痛みだけが残った。3回目の治療は腰を軽めに行い、股関節中心の治療に切り替えて、治療を終了。

立ったり座ったりも、楽にできるようになり、高齢者のような腰の曲がった姿勢での生活を一生するのか心配だったが治ってよかったとのこと。

 

バケツを持ってギックリ腰

症状の内容

2日前に右手で20kgぐらいの水の入ったバケツを持ち上げようとしたときに、右の腰がグギッとなって痛くなった。2日前から全く良くならないので来院。
検査すると前屈は何とかできるが、後屈は腰が外れそうで怖くてできない。

治療内容と経過

後屈(腰を反らすこと)が出来ないので、大腰筋を治療。術後から腰を伸ばせるようになり終了。
ぎっくり腰は日頃の筋肉の疲労の蓄積でなるので、痛みが引いても何回か通院するように指導。

 

横隔膜が凝っていると言われたギックリ腰

症状の内容

昨日、左頚から背中までがギューッと痛くなり、その後、凄く痛くなって、腰や脇腹まで痛くなってきた。昨日は週1で通っている整骨院でマッサージをしてもらった。横隔膜が凝っていると言われ、腹から横隔膜をマッサージしてもらった。
今日は昨日ほど辛くないが、また、痛くなるのが怖くて来院した。
昨年、10月にも同じような症状に襲われている。

治療内容と経過

良くあるギックリ系の首と腰の症状。横隔膜が凝っていると言われたのは大腰筋が横隔膜に接しているからと考えられる。4回で終了し、5年ほど週1で通っていた整骨院も行かなくても大丈夫になった。