腰痛・坐骨神経痛

運転中に腰や尻が痛い

 

症状の内容

昔から腰痛はあったが、3~4年ぐらい前から特にひどくなった。トラックの運転中に左の腰とお尻、太腿の後ろが痛い。身体を反らすと痛い。
整形外科では背骨の間が狭いと言われたが手術するほどではないと言われた。痛み止めを毎日飲んでいるが効果はない。マッサージに週1で通っているが、ほとんど効果がない。

治療内容と経過

鍼先で探るように治療していくと、大腰筋と多裂筋に固さを感じた。インナーマッスルは姿勢保持筋であるため、長時間同じ姿勢を強いられる運転を職業とする患者はインナーマッスルを治療すると改善する事が多い。
2回の治療で終了。
現在は3ヶ月に1度程度メンテナンスのために来院している。

 

ズボンをはくときに腰から尻が痛い

 

症状の内容

2~3週間前から右腰痛。ズボンを履くときの腰の痛みがとてもつらい。
鍼や整体に行ったが、すぐに元に戻ってしまう。右腰の奥の方の痛みが取れない。
事務職のデスク仕事のせいか、頚肩も凝っている。

治療内容と経過

動作を見ると前屈時に右腰から右臀部と下肢に痛みを伴う動作制限。更に右臀部には広範囲の筋肉の緊張。
身長が165cmほどだが、体重が99kgとかなりの大柄。
治療しながら深部を探っていくと、右多裂筋と右小殿筋にかなりの手ごたえあり。おそらく、体重のせいで股関節のインナーマッスルにかなりの負担がかかっていたのだろう。
初診:術後、ズボンが楽に履けるようになって喜んで頂く。
2診:前回の治療で腰痛は7割ほど改善している。ズボンを履くときがまだ辛い。朝起きるときの腰の辛さが無くなってきているのを実感する。頚肩のコリは1回目の治療で無くなった。
3診:特に悪いところはない。あえて探すなら、同じ姿勢をしていると仙骨の上が重くなるぐらい。初めて治療に来た時と今では、信じられないぐらいに楽になっているとのこと。

 

寝返りしても横になっても痛い腰

症状の内容

1カ月半ぐらい前から右腰が痛い。
寝返りで痛い。横向きになって寝ても痛い。
太腿を立ってストレッチするとき、右足首を持とうとして足を持ち上げた時にも痛む。
2年ぐらい前に同じような腰痛になった時、整形外科で10日ぐらい安静にすれば大丈夫と言われ、その時は治った。
今回も同じようにしていたが、全く良くならないということで来院。

治療内容と経過

患者に痛む部分を自分で指し示すようにとお願いするとハッキリと良くわからないと言いながら、多分、この辺りと腰椎5番の横辺りと示す。
動きを確認すると、左右側屈と左右回旋で患者が示すあたりに痛み。骨盤を固定して左右回旋すると痛みは出ない。
こういった場合は臀部からの腰痛がほとんどである。触診でもかなり右臀部が硬い。
初診:右臀部と右腰方形筋を中心に、他には腰痛の基本治療を加えて終了。
2診:前回治療後は2日間ほどすごく腰が重かったが、3日目には全く痛みが無くなったとのこと。初回治療前の痛みを10とすると今日の痛みは0か1ぐらい。中臀筋前部が少し硬いことを確認したので、そこを中心に治療して、腰痛基本治療を行い終了とした。

 

オーバーストレッチで痛めた太もも

症状の内容

3ヶ月ほど前に左足の前後開脚(縦スプリッツ)でオーバーストレッチをして以来、左太もも裏(ハムストリング)とお尻の付け根の痛みが取れない。整形外科ではハムストリングの過伸展の診断。

治療内容と経過

触診すると、ハムストリングの内側に張り、坐骨結節に痛み。それと大腿骨の内外側骨際に痛み。
ハムストリングだけでなく、大内転筋も受傷している様子。
これらの筋肉の柔軟性が損なわれ、筋肉付着部位の坐骨結節が発痛している様子。
1回の治療でほとんどの痛み消え、2回の治療で終了。
3ヶ月も痛かったようなので、早く来ればよかったとのこと。

 

原因不明の足全体の痛み

症状の内容

1ヶ月ぐらい前から急に右足全体が痛くなってきた。原因はよくわからないが、1カ月半ぐらい前に、重いものを持ったからかもしれない。
特に痛む場所は、太腿の前で、朝方が一番つらい。起床時には足がなかなか前に運べない
病院では原因は分からない、坐骨神経痛だろうと言われ、強い痛み止めを処方されているが効果がない。

治療内容と経過

大腿神経伸展テスト陽性。特に痛む場所が大腿前側であることも考えると腸骨筋と大腰筋による大腿神経の絞扼が原因だと考えられた。治療1回目は様子を見るために大腰筋、梨状筋の刺鍼で下肢の神経絞扼の様子を図ることにした。刺鍼すると大腰筋に手ごたえは無く、梨状筋に響きが出る。大腿前面に痛みがある場合は腸骨筋が悪いことが多いが、腸骨筋刺鍼は刺鍼時にかなりの痛みを伴うため、初診の患者には避けた方が良い。
2診:前回治療後、足の全体が痛かったものが、ソケイ部(太腿の付け根)、太腿前、足首の痛みに絞られた。ソケイ部が痛む場合は腸骨筋が悪いことが多い。やはり、腸骨筋を軽く触れるだけで痛むので、今回は腸骨筋を治療する。
3診:初めて来院した時を足の痛みを10とすると、今日は6ぐらいまで痛みが減ってきた。痛む場所は大腿前側。ソケイ部や足首の痛みは感じない。起床時に足を前に出そうとすると痛みで1歩が出せない。足の痛みが減ってきたら、腰が悪いのに気が付いた。
4診:足の調子は良い。薬を飲めば飲むほど調子が悪くなっていたので、ここに初めて来たときに薬を止めろと言われて感謝している。病院では、この薬が効かなかったらMRI取って手術かもと言われたが、ここに来て良かったと思っている。
足の症状がないので、腰の治療を軽めに行い終了とした。

 

眠れないほどの坐骨神経痛

症状の内容

1ヶ月前にいつの間にか右腰から足先まで痛みと痺れが酷くなり、歩行困難になった。特に痛んだのは右股関節周り、太腿前と内、右膝前内、下腿前内。
次の日に整形外科に行ったら坐骨神経痛と言われ、痛み止めを処方された。夜も眠れないほどの痛みだった。その2週間後に鍼治療に行き、腰に鍼を打ってもらった。治療後はお尻に力が入るようになり、右足に体重がかけられるようになった。その後、2回ほど鍼治療に行ったが、それ以降は改善せず、そこの治療院の先生から、かなめ鍼灸を紹介され来院。
今の状態は右の股関節辺りが痛い感じがするのと、太腿の骨の前が1本細く痛み痺れる、膝の内側が痛い。

治療内容と経過

初診:大腿前面や膝の内側の痛みや痺れは大腰筋や腸骨筋が悪いことが多い。
前の治療院で大腰筋治療は済んでいるようなので、腸骨筋と中小臀筋治療を行う。
2診:前回治療後、とても疲れて治療当日と次の日はほとんど寝ていた。
その後、楽になってきて、今はだいぶ立って歩けるようになってきた。しかし、座った状態や寝た状態で脚を上げるようなことは出来ない。座っていると臀部の奥の方が痛くなってくる。
他に痛むのは大腿前内側、膝の内側、脛。
大腿の前側や1本細く痛み痺れる感じはボヤっとなっている。
3診:前回治療後、2日ぐらいはきつかったけど、そのあとだいぶ楽になって、こうやって身体が治っていくのだなぁと実感したとのこと。初診時の痛みや痺れを10とすると今は0.5とか1ぐらい。歩いてみると結構行けるんじゃないかと思うとのこと。お尻から外を通って、大腿前面と膝の前内側が気になる。大腿の前と膝の前内側にボヤっとした感じと太腿の後ろもなんとなくボヤっとしている。

受傷から1カ月半経過しているので階段昇降のリハビリを勧め、まだ辛かったら来るようにと伝えた。
今までは座って会計していたが、今日は自然に立位で会計をできるまでに回復した。