首・背中・肩甲骨周りの痛み

マッサージ店で嫌われる肩と背中のコリ

 

症状の内容

慢性的な肩こりと背中のこり。
顕微鏡を一日中見ている仕事で頚肩背中が辛い。
マッサージ店に行くとコリが強すぎて、みんなに嫌がられる。

治療内容と経過

触診すると全体的に硬すぎて、皮膚も象の様に硬化している。マッサージ店ではいつも肘で強揉みしてもらっているそうだが、効果はその場限りの様子。
強揉みを要求する人は皆、インナーマッスルが硬いのが特徴で、インナーマッスルに圧を届けて欲しいがために強圧を求める。なので、いくら外から一生懸命マッサージしてもほとんど効果がない。
また、強揉みされ過ぎてこの患者の様に皮膚が硬化するケースも珍しくない。

治療当初は皮膚の硬化が激しく、また、刺鍼しても響きを全く感じなかった。神経が麻痺して知覚鈍麻しているようだった。背中の肉も厚く、75mmの鍼でなければ病巣に到達させることが出来ず、危険が伴う治療だった。治療を重ねるごとに響きも感じるようになり、皮膚の硬化もなくなっていった。6回の治療で完治した。

 

ハンドベルの練習で首が回らなくなった

症状の内容

2週間ほど前から、左頚の付け根が痛い。
そのうち治るだろうと思っていたが、どんどん酷くなってきたので来院。
小学校の定期演奏会があり、それに向けて普段はやっていないハンドベルの演奏を毎日のように1時間程度練習している。
ハンドベルを激しく上下に動かしながら、踊る練習をしているとのこと。

治療内容と経過

肩甲骨を使って同じ動きを永遠と行っているらしく、肩甲挙筋が硬い。
子供は反応が良いので罹患筋に数本刺鍼。治療当日はしっかり休み、朝には治っていると伝えて終了。その後も再発していない様子。

 

中華鍋の振り過ぎで首肩コリ

症状の内容

当院に通っているマッサージ店の店員より紹介されて来院。
飲食店経営しており、大きい中華鍋を振ることからひどい肩こりと頚が痛む。マッサージは週1で強揉み90分やってもらっているが、その場は気持ち良いが家に帰ると元に戻ってしまう。

治療内容と経過

マッサージで強揉みを要求する人は深層筋が悪い。深部に押圧が届かないから強揉みを要求するのだ。
頚部~脊際まで深層筋を治療。3回で終了。現在は2~6ヶ月に1度、辛くなったら来院する。

 

スクワットで首痛めた

症状の内容

1週間前から首から肩にかけて重い、痛い。
半年前から筋トレをするようになって、フリーウェイトでスクワットするようになってから頭痛が出るようになった。
最近通っている鍼灸院が、軽く刺して5分ぐらいで抜く鍼で、その場ではいいのだが、次の日には元に戻ってしまう。以前、きつい鍼をやってもらったことがあり、凄く効いたとのことで当院を受診。

治療内容と経過

フリーウェイトスクワットで、バーベルのシャフトを後頚部から肩で支えるために頭痛が出ている様子。頭痛は後頭下縁でツボでいうところの風池穴が強い。後頭部からの頭痛は後頚部から背中の深部の筋肉の硬さからくることが多い。1回で終了し、2回目以降は3~6か月に1度、調子が悪くなったら来院。
スポーツなどで、身体を動かす人は良く治ることが分かる症例。

 

川に飛び込んで首痛めた

症状の内容

1週間前にラフティングやった後、岩の上から水に飛び込むイベントに参加した際、着水した時にヘルメットの中に水が張り込み、水圧で首が伸ばされ痛めた。
特に痛いのは右首の後ろ。
病院に行ったら骨には異常なし。椎間板が狭くなっていると言われた。色々インターネットで調べて、病院や整骨院では治らないと思って来院

治療内容と経過

検査すると右後頚部から肩にかけて、寝違えのような状態になっていた。頚から背中にかけて、寝違え(ギックリ首)の治療を行った。治療直後から痛みがなくなり終了。